気持ちが疲れた医師におすすめの本4選

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医師として働いていると、気持ちが疲れてしまう時はありますよね。

また、激務で心も体も疲れていると、どうしても視野が狭くなりがちです。

そんな時に本を読むと、新しい視点をくれたり、心がふっと楽になることがあります。

本記事では、気持ちが疲れていたり、悩んでいる医師におすすめの本を紹介していきたいと思います。

目次

気持ちが疲れた医師におすすめの本4選

①『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』

まずは、こちらです。

Twitterでも100万人以上のフォロワーを誇る、Testosterone先生の著作です。

悩みを抱えている人や心が疲れている人には、次から次へと響く言葉や考え方がてんこ盛りです。

「そんな考え方があったか」と思わせてくれることも多々ありますし、

日頃から「何となくそうかな」と思っていることに対しては背中を押してくれるような、そんな本です。

すごく気持ちが楽になります。

それに、読み終えた時には不思議と気持ちが前向きになっています。

悪いことっていうのは基本的に一気におきるもんだ。

Testosterone(2019)『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』PHP研究所

とありますが、これがわかっていれば、もし実際に悪いことが続いても、気持ちに余裕が持てます。

また、

嫌なことがあった時こそ自分の人生の良い部分にフォーカス

Testosterone(2019)『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』PHP研究所

し、人生全体で見るようにすると、

何だ、自分の人生捨てたもんじゃないな

と思えるかもしれません。

その他、

人生は短い。やりたくないことを無理してやっている時間なんてない。

Testosterone(2019)『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』PHP研究所

失敗したってことは、自分の限界を超えた何かにチャレンジしたって証拠だろ?

Testosterone(2019)『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』PHP研究所

努力の報酬は成功ではなく「成長」だ

Testosterone(2019)『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』PHP研究所

「好きなことを仕事にできるほど甘い世の中じゃない」といってくる連中がいるが、逆だ。「好きでもないことを嫌々やって成功できるほど甘い世の中じゃない」が真実だ。

Testosterone(2019)『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』PHP研究所

行動力があって継続的な努力ができる人には、人生は結構甘いぞ。

Testosterone(2019)『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』PHP研究所

変化のスピードが速く安定しない現代社会において、安定する唯一の方法は不安定を受け入れることだ。

Testosterone(2019)『ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣』PHP研究所

などなど、金言満載です。

それでいて、読みやすく、サクサク読めてしまう。

私も、キャリアに悩んでいる時にこの本を読んで、すごく救われましたし、大いに勇気づけられました。

おすすめです。

②『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』

この本では、何でもかんでもやろうとするのではなく、

「本当に必要なこと、やりたいことだけに集中しよう」

ということがメッセージとして書かれています。

そして、それを実現するための思考体系が、エッセンシャル思考なのです。

情報過多で、やろうと思えば何でもやれてしまう現代だからこそ、無駄を削ぎ落とし、本当にやるべきことに集中するこの思考の重要性は増すばかりです。

医師はとかく忙しくなりがちですし、能力の高い方が多いが故に、どうしても「あれも、これも」となりがちです。

そして、そのために、常にハードワークで心も体も休めることができていない人が多いと思います。

そんな人に是非おすすめしたいのが本書です。

ノーと言える人は仕事ができる

グレッグ・マキューン(2014)『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』かんき出版

という言葉は響きます。

また、

「つぶしがきくから」という理由でロースクールに通っていた著者が、本当にやりたいことを考えた時に、法律という文字が浮かんでこなかった。

だから、法律の道を進むのは辞めた。

その結果、今の著者がある。

という話もとても印象的でした。

キャリアに悩む医師にとっても参考になるのではないでしょうか。

その他にも、

・自分で決めない、ということは他人に自分の人生を任せるということ

・脳をベストなコンディションにするための睡眠の重要性

など、明日からのあなたの人生を変えうる力を持っている一冊だと思います。

あなたも、

より少なく、しかしより良く

グレッグ・マキューン(2014)『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』かんき出版

をモットーに生きてみると、人生が変わるかもしれません。

③『世間とズレちゃうのはしょうがない』

④『猫も老人も、役立たずでけっこう』

こちらは『バカの壁』などでおなじみの、養老孟司先生の著作です。

『世間とズレちゃうのはしょうがない』の方は、伊集院光さんとの対談が書籍化されています。

私自身敢えて専門医を取らないことにしたり、「the 王道」と言えるキャリアを外れる時に、自分の生き方についてあーでもないこーでもないと色々考えていたのですが、そんな時に出会ったのがこの2冊です。

この2冊と出会えたことで、気持ちがすごく楽になりました。

まず、『世間とズレちゃうのはしょうがない』の方は、タイトルの通り、世間の「一般的」とされている考え方や生き方とズレちゃう人は、どうしていったらいいのか、どう考えていったらいいのか、ということに関して、金言が目白押しです。

曰く、現代社会、特に都市においては意識できないものは排除される、と。

そして、理屈で何でもかんでも考えすぎてしまう、と。

 たかが知れてるんですよ。第一は思いつめないことです。思い詰めるって頭で考えることですからね。

養老孟司、伊集院光(2020)『世間とズレちゃうのはしょうがない』PHP研究所

 猫を見てくださいよ。その辺にひっくり返ってゴロンと寝てるでしょ。「何だよ、こいつ」となごんじゃう。あれでみんな猫を飼ってるんだと思いますよ。人間の世界はつい「ああしなきゃ、こうしなきゃ」となるけど、猫の顔を見てると「本当にそうなのかな。あれでも十分に生きてるよなぁ」となって、思い詰めているのが溶けちゃいます。

養老孟司、伊集院光(2020)『世間とズレちゃうのはしょうがない』PHP研究所

この一節にはハッとさせられます。

「何のために生きているのか?」

「なぜ仕事をしているのか?」

「どんな人生を送りたいのか?」

といったような、とても重要だけども、至急考えなければならないわけではないようなこと」を考えるきっかけをくれます。

他にも、

世間には不必要な人間が必要ですよね

養老孟司、伊集院光(2020)『世間とズレちゃうのはしょうがない』PHP研究所

という言葉は短いながら非常に印象的ですし、肩肘張らずに生きていくのもアリなのかな、と思わせてくれます。

一口に医師といっても、色んな生き方がありますしね。急性期総合病院の最前線で身を粉にして働くのだけが、医師ではありません。

また、『猫も老人も、役立たずでけっこう』の方は、養老先生が、猫との暮らしの中で、猫の生き様からの学びを、達観した先生ならではの目線で書いてくださっています。

あれこれ考えすぎて疲れてしまったなら、時には猫のように、お腹が減ったら食べる、あとは寝る、そんなシンプルな生き方を取り入れてみる姿勢が大事かもしれません。

考えることに疲れてしまった先生、働きすぎてしんどい先生や、働き方やキャリアに迷った先生に、是非オススメの2冊です。

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