本記事をお読みの医師の皆様は、日頃どのような想いで働いていらっしゃいますか?
忙しい中でも、
少しでも日々成長できるように
誰かに認められるために
何かの資格を手に入れるために
部長や教授になるために
などといった想いを胸に、日々一生懸命、身を粉にして仕事をされている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、何か目標を持って仕事を頑張る自体が悪だとは思いません。
ただ、「何者か」になろうとするあまり、疲れてしまっていませんか?
何者かになろうとしなくたって、医師として働いているだけで十分なのです。
それだけで、十分社会に貢献しています。
あなたは、あなたのままでいいのです。
だから、無理をしないでください。
頑張りすぎるあまり、身体や精神を壊してしまっている、あるいは壊れる寸前のドクターがたくさんいます。
今回は、「医師は、医師として働いているだけで十分であり、何者かにならなくっていい」ということについて考えてみたいと思います。
いつの間にか、何者かになろうとしてしまう
医師は、どういうわけか、気が付いたら「何者か」になろうとしてしまいます。
認定医、専門医、指導医、指定医、助教や講師、教授、部長などなど。
挙げればきりがありません。
上記に挙げたように、何らかの肩書きを求める場合だけでなく、
他人からこういう風に見てもらえるようになっておきたい
〜も経験しておきたい
海外の学会で発表したという実績が欲しい
などという場合もあると思います。
周りのドクターを見ていても、とにかく、何者かになろうとする方が多いと思います。
もちろん、仕事ですから、向上心を持つのは良いことだと思います。
それに、何か目標を持つことにより、日々の仕事を頑張れる、という意味で、目標が日々の原動力になるという側面もあると思います。
しかし、その「何者か」になるために、どれだけの犠牲を払わなければならないのでしょうか?
自分の目標を目指す過程で、それほど苦しくない人はいいと思います。
でも、自分の心に嘘をついてまで、本当はやりたくはないことを我慢し続けてやってまで、その「何者か」にならないといけないのでしょうか?
色んな考え方があるとは思いますが、きっと、そうではないと思います。
あなたは、あなたのままで十分だ
医師は、健康で、働いているだけでもう十分社会の役に立っています。
高度な技術や、立派な肩書きがなくても、目の前の患者さん、あるいは遠くの誰かの役に立っているのです。
特別なことをしなくたって、しっかりと話を聴いて、寄り添い、例えば湿布を出すだけで救われる患者さんもいると思うのです。
もちろん、自分が心から「そうなりたい」、あるいは「必要だ」と思うのであれば、その何者かになるための努力をすればいいと思います。
医師は、能力の高い方が多いので、頑張ればその何者かになれると思います。
でも、必要以上は求めなくていいと思います。
必要以上を求めるあまり、多くのものを犠牲にしすぎています。
自分の時間や健康、やりたいこと、家族や恋人との時間など、あなたはどうでしょうか。
犠牲にしていませんか。
周りは気にしなくていい
大切なのは、周りと比べないことだと思います。
大学の同期や研修病院の同期、学年の近い先輩や後輩、あるいは職場の先輩などの働き方やキャリアに関する情報は、医師として仕事をしていたら、自然と入ってくると思います。
みんな専門医取るみたいだし自分も取っといた方がいいだろうな
大学院は行っといたほうが安心かな
○○が〜に行ってだいぶ稼いでいるらしい…羨ましい…
など、こんな考えになることもあるかと思います。
でも、大切なのは、自分がどうしたいか、自分がどう生きたいかです。
他人の人生と、あなたの人生は違います。
これまでどう生きてきたのか、そして今どう考えているのか、さらに、今後はどうしていきたいのか、一人ひとり考えていることは違います。
だから、他人と同じようにする必要はないのです。
定年までバリバリ現場の最前線にいて、仕事をバリバリしていたい
と思っている人と、
家庭や子育てのこともあるから、自分なりにゆったりと仕事をしていきたい
と思っている人の歩む道は、自ずと大きく異なってくるはずです。
どんな人生にしたいのか
医師になるまで、そして、医師になってからも忙しい毎日を過ごすあまり、自分がどのように生きていきたいのか、どんな人生にしたいのか、を考えてこられなかった先生も多いと思います。
こういった大事なことを考えるのには、時間とエネルギーが必要ですから、一度、時間を取って、人生について考えてみられるといいと思います。
何歳くらいまで働いていたいのか、
どのような働き方をしたいのか、
家庭や私生活とのバランスはどうしていきたいのか、
お金はどのくらい必要なのか、
他にどういったことに興味があるのか、
など。
せっかく医師という、職場の選択に関してはある程度自由度の高い職業に就いているわけですから、それをうまく利用しない手はありません。
今が理想とは遠くても、今後少しでも理想に近づけるよう、計画を練ってみてください。
もう誰かの駒として、精神をすり減らし続けるのはやめましょう。
最後に:一度きりの人生、大切に生きよう。
本記事では、「医師が何者かになろうとしてしまうこと」について書いてきました。
何かを手に入れたとしても、それより大切なものを失ってしまうのであれば、意味がありません。
最も不幸なのは、何かを失っていることにすら気が付いていない状態かもしれませんが。
一度きりの人生です。
人は、いつか死にます。
人生何があるかわかりませんが、これだけは事実です。
人生に限りがあるからこそ、やりたいことややるべきことがあるはずです。
やりたくないことなどやっている時間はありません。
後悔のないように生きてください。
このメッセージが、現在苦しい想いをされている先生に届けば嬉しいです。
あなたは、今のあなたでいいのです。
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