大学の医局に所属していると、
「医局費」なる謎のマネーを徴収されます。
大学はただでさえ
薄給、ひどい場合は無給
な上に、医局費を徴収されます。
「やってらんないゼ」
ってドクターも多いかと思います。(口調気になる)
「大学に所属する」ということは経済的に余裕のある生活は望めません。
実体験なんで間違いないです。
今回は医局費について、
元大学病院勤務医 = 医局員 &
ハイパーメディアクリエイター
としての体験を基に、
その金額や使い道などについて、
つまびらかにしちゃおうのコーナーを開催いたします。
本記事が、
医局費ってこんな払わないといけないの?
他の大学はどうなの?
ってなってるドクターの参考になって、
「参考になったからお礼にこいつにプライベートジェットでも買ってやって、かつ、ファビュラスでグラマラスな女性をアテンドしてやろう」
ってなってもらえたら本望でありんす。(んなわけないし時代に逆行してるよ)
医局費がいくらだったのか
まず、気になる医局費の金額ですが、
僕の所属していた医局の場合、ずばり以下の通りでした。ババン。
身分 | 月額 |
---|---|
大学院生 | 2千円 |
ポスドク | 5千円 |
助教以上 | 1万円 |
ご覧の通り、身分によって金額は違いました。
大学所属医師は基本的に薄給(時に無給)で、
アルバイトで何とか生計を立てていることが多いですから、
そんな医師にとってこれは
アディショナルタイムで同点に追い付かれるくらい痛い出費
であることは間違いありません。
大学院生なんて、
入学金と学費で4年間で200万円以上支払い、
かつ病棟期間は(外勤以外は)フルで働いても、
大学からはわずかな給料(数万円/月)しかもらえない上に、
医局費まで徴収されるのですから、たまったものではありません。
鬼かよ。
またポスドク(=大学院卒業後)と言っても、
大学からは後期研修医に毛が生えた程度(しかも産毛レベル)の給与しか支給されませんし、
臨床や研究で忙しく、
バイトもガッツリはできない中で、
年間で税引後の6万円(∵月5千円)を持っていかれるわけですから、経済的には非常に苦しいです。
助教になれば多少は給与はアップしますが、
それでも同世代の市中で働く医師と比べれば、
その給与水準ははるかに低いです。
そのなかで年間で税引後の12万円(∵月1万円)を問答無用で持っていかれる、
しかも何の控除にもならない。
これは控えめに言って地獄です。
医局費の使い道
さて、徴収される医局費の金額がわかったところで、
皆々様が続いて気になるのは、
「秒速で1億円稼ぐ方法」
ではなく、
「集められた医局費が何に使われているのか?」
ということだと思います。
私は実際に医局費を管理する立場ではありませんでしたので、
正確なところまでは知り得ませんでしたが、
医局費は概ね医局の運営に必要な諸費用に使われていました。
(そりゃそうだろ)
具体的には、
・研究室の物品の購入費
・OBを招いて盛大に開催する忘年会の費用等
に使われていました。
備品の購入などはまだやむを得ないとしても、
僕の医局では忘年会は無駄に豪華なステージ付きのレストランで開催されていました。
こんな退屈で形式的なもののために医局費の一部が使われているのかと思うと、
年を忘れることなど到底できません。
むしろ、忘れたくても忘れられない年になったんですけど。
しかもしかも、
これは僕が大学院生の時の話ですが、
研究室用のコピー用紙は医局費で買えましたが、
ある時コピー機のトナーを交換する時があったのですが、
その費用はなんと各部屋にいる院生が自費で出さねばならなかったのです。
もぉ〜なんのための医局費なんだしん!ぷん!(怒り方キモかわいい)
おわりに:医局費の負担感は決して小さくない。
本記事では、
気になる医局費の金額や使い道について、
僕の数奇な体験をもとに述べてきました。
なお、この僕の数奇な体験について、今後映画化される見通しは全く立っておりません。
ですので、記事にした次第です。
大学にいると、ただでさえ安月給なのに、
医局費まで徴収される。
大学医局は、経済的な部分を期待するのであれば絶対におすすめしません。
医局には、
お金と時間と自由は全て差し出します!
それでいいので研究がしたいです!
お願いです!安西先生!
って人が行くべきなんだと思います。
今大学にいて、色んな面でしんどい想いをしてるドクターや、
医局費なんてバカらしくて払ってらんない
というドクターは、
医局脱出を検討することをおすすめします。
大学を辞めた経験者として言いますと、
シャバの空気はめちゃめちゃうまいですよ。
「大学にいた時はなんであんなことしてたんだろ?」って感じです。
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