医師の皆様は、バイトをされている先生も多いと思います。
今回は、医師がバイトをする上で注意すべき点についてご紹介したいと思います。
盲点かもしれませんが、医師はバイト先で、接する人全員から評価されています。
あなたのバイト先での言動は、すべてチェックされていると思った方がいいです。
それでは、詳しく見ていきましょう。
スポットで行ったバイト先の人からメールが来た
バイトで外来をしに行った
まず、私の実体験をご紹介したいと思います。
後期研修中のある日、ある病院に外来のスポットバイトをしに行きました。
その病院で勤務するのは初めてでした。
当日、勤務前に、事務の方に外来ブースまでの案内や、電子カルテの使い方など簡単にオリエンテーションがありました。
その後、外来が始まりました。
初めて行く病院ですので、電子カルテの細かい操作方法、検査体制、病院のシステムのことなどは適宜付いてくれている看護師さんに聞きながら、外来を進めていきました。
そして、無事勤務を終え、事務の方に挨拶をして、帰宅しました。
後日、事務の方からメールが来た
後日、その病院の人事担当の事務の方からメールがありました。
その内容は以下のようなものでした。
○○病院の医師人事の責任者をしております××と申します。
先日は、スポットでのご勤務を頂き、有難うございました。
先生の評判も良かったので、次回機会がありましたらご協力願います。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
上記のメールを見て、ちゃんと評価してもらえたようでホッとしました。
と同時に、「自分がどのような仕事ぶりだったかは、スポットのバイトであってもきっちり評価されているんだな」と実感しました。
医師のバイト先での言動は全て評価されている
接した方全員があなたの言動を見ている
上記の私の例のように、スポットバイトであっても、医師のバイト先での言動は全て評価されていると思った方がいいです。
自分が帰った後に、その病院の人事担当の方は、自分接した事務の方や看護師に、
「今日の先生どうだった？」と聞いているはずです。
看護師だけでなく、事務の方など、全員です。
そこでの評判が、すべてです。
それに、自分が書いたカルテも一通りチェックされていると思います。
診察室で何があったのか、どういう思考を経てそのアクションを取ったのか、などちゃんと書いているかを見られていると思います。
もちろん、初めて行く病院などでは普段と勝手が違い、思うようにいかないこともあるでしょう。
しかし、そういった状況下でも、周囲の方と協調しつつ、きっちり業務を完遂させられるかが問われているのです。
そもそも、その仕事がしたい、といって応募したのは医師の方ですしね。
評価が次につながる
自分の勤務後の評価が、良い評価であれば、次に募集があった時に、お声がかかったり、応募しても優先的に採用してくれる可能性が高くなります。
病院側としては、初めてでどんな人かもわからない医師よりかは、勤務したことがあって、ちゃんと働いてくれる医師に働いて欲しいですからね。
逆に、前回の勤務時の評判が悪いと、次に募集があっても、採用してもらいづらくなるでしょう。
もっと言うと、直接的に接する方以外からも評価されます。
私も経験があるのですが、スポットで外来に行った時、前の週に別のスポットの先生の外来を受診し、その1週間後に私の外来に来られた患者さんがいました。
しかし、患者さんには医師がどのように考えているのか、今後の方針などろくに説明がなされておらず、ほぼ丸投げに近いような状態でした。
スポットだからといって適当な仕事をしていると、患者さんだけでなく、次の医師など、多くの人に迷惑がかかります。
自分以外の方への思いやりや配慮をもって仕事をしていきたいものです。
バイトに行く時に気をつけるべきこと
上記のまとめとなりますが、医師がバイトに行く時に”最低限”注意すべきことを挙げてみます。
・遅刻しない
・挨拶をする
・周囲の方から話しかけられやすいような雰囲気を作る
・コミュニケーション、言葉遣いは丁寧に
・周囲の方と協力して仕事をする
・カルテを自分以外の人が読んでもわかりやすいように記載する
・次の医師などに引き継ぎが必要な場合はきっちり残す
などです。
こんなことは当たり前だ、という先生も多いと思いますが、とにかく、
すごくいい先生だった
またあの先生に来てもらいたい
と思っていただけるような姿勢で勤務に臨むといいかと思います。
自分の利益ではなく、バイト先の利益を考えろ
最後に、もう一点大切だと思うことは、
「自分が勤務することで、(バイト先の)病院にとってどういった利益をもたらすことができているか」
という視点を持つことだと思っています。
医師はバイトをすることで給料をもらいます。
では、自分は勤務先のクリニックに何をもたらすことができているのでしょうか？
スポットなど、バイトで来ている医師とは言え、患者さんからしたら、その病院の医師であることには変わりません。
あなたの対応が、その病院の印象を決めることになります。
だから、大事なのです。
最後に
本記事では、医師がバイトをする際に注意すべき点について述べてきました。
多くの先生にとって、切っても切り離せない関係にある、バイト。
本記事が、皆様快適なバイトライフの参考になりましたら幸いです。
常勤やバイト(非常勤・スポット)の求人を探すなら、以下のサイトがおすすめです。
【医師のおすすめ転職サイト(常勤編)(上からおすすめ順)】
てぃむ常勤で求人を探す場合は、信頼できる少数のサイトに絞って(多くて3つくらい)探していくのがおすすめ。
たくさん登録しても全部見るのは正直大変なので。
業界最大級で求人数がとにかく多い。
車でいうトヨタ的存在。
てぃむ自分が転職した時(&バイト探す時)はまずm3を見てた。
エージェントの質、サイトの操作性含めマジで非の打ち所がない。
敢えてデメリットを挙げるとすると、皆このサイト見てるから人気の求人には速攻応募殺到する、くらい。
ぶっちゃけそれほど取り扱い求人数は多くないが、自分のペースで働きたい人向けの求人など、ニッチな求人に強い印象。
非常勤求人にも対応。
求人の紹介ってだいたいメールで1-2回紹介してきて、いいところがなかったらその後はむこうからはあまり紹介してくれなくなる、みたいなパターンが多いが、ここは暇だからなのかは知らないが、(希望すれば)エージェントがめげずに気長に求人を紹介してくれる。
てぃむ時間があまりない、探すの面倒くさい、みたいな人におすすめ。
【医師のおすすめアルバイト(非常勤・スポット)紹介サイト(上からおすすめ順)】
てぃむバイトは常勤の場合と違って、「数撃ちゃ当たる」で、できる限り多くのサイトで求人を探すと自分に合う案件に出逢える確率が高まります。
一つのサイトにしか求人を出さない医療機関はたくさんあるので。
非常勤、アルバイト探しも盤石の業界最大級。さすが車でいうトヨタ。
てぃむ自分もバイト探す時はまずはここで探してます。
求人数、豊富さともにトップクラス。
実体験としてエージェントが基本即レスしてくれるのも心地良い。
常勤求人同様、求人数・質もバランス良く、重宝する。自分も良く利用する。
てぃむバイトをしたい後期研修医の先生は医賠責をここから申し込むとお得。自分もそうしてます。
正直エムスリーと甲乙つけがたい。
求人数も負けていない。
てぃむ実は自分も後期研修中のある時までこのサイト知らなかったんですが、初めて見つけた時「もっと早くこのサイトと出会いたかった…」ってなりました。
リクルートなので知名度的にも安心感あり。
てぃむ自分で使ってみた感想としては、エージェントがマメで定期非常勤とか良い所見つかるまで(希望すれば)気長に付き合ってくれるので好印象。
