大学病院の勤務医の年収は?|元大学所属医師が解説

医師の年収
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悩める先生

ちょっと兄ちゃん。
シャバい話ばっかしててもしゃあないで。

銭や、銭。
銭の話をしよう言うてるんやないか。

ワシが聞きたいのは、

大学病院の勤務医っちゅうのは給料なんぼもらえまんねや?

ちゅうことですわ。

大して儲からんのとちゃいまっか?

本記事に辿り着かれたあなたは、きっと↑こうお思いでしょう。(こんなにコテコテじゃない)

本記事では、

バブルと寝た男こと、

てぃむ

私てぃむが、

元大学病院勤務医としての経験を基に、

気になる大学病院勤務医の給料、年収について、

スポーツマンシップに則り、正々堂々と

ご紹介することを、ここに誓います。(開会式なの?)

先に結論だけ言っとくと、

大学病院勤務の医師っちゅうのは、

全っ然儲かりまへん。

ワーキングプアっちゅうやつですわ。(※医師の中では相対的に、という意味)

その辺本文で詳しく紹介してますさかい、よろしゅうに。(この人関西弁濃いな…)

本記事は

大学病院の給料事情が気になる若手〜中堅ドクターや、

医者と結婚してキャピキャピしたいわ❤︎

という幻想をお持ちのあなたの参考になること請け合いでございます。

しかしみんな銭の話好っきゃなぁ。ホンマに。(急に誰)

目次

大学病院の勤務医の年収は?

大学病院の勤務医の年収は?

一口に大学病院勤務と言っても、

その身分によって給料、年収は異なってきます。

てぃむ

会社でいう部長と平社員で給料違うのと一緒です。

身分・肩書きごとに見ていきます。

後期研修医(専門研修医)

大学病院の後期研修医
年収 (万円)
大学病院360-400
平日外勤 200
合計560-600

僕の勤務していた大学の場合、

大学病院からの給料は、当直代もコミコミプランで、

年収360-400万円程度でした。

それに、平日1コマの外勤が医局から正式に許容されており、その年収が200万円程度でしたので、

合計600万円程度でした。

ちなみに、ボーナス(賞与)はなし、でした。ボーナスほちい。

上記の他に、

年度の後半からは土日などに時折個人的にアルバイトに行くようになり、

年収としてはその分上乗せされます。

てぃむ

大学病院+平日外勤の給料に加え、どれだけ上乗せできるかは、どれだけ個人的にアルバイトとして外勤を土日などに入れていくかによると思います。

病棟業務があると外勤も入れづらいですし、後期研修を始めたての頃はあまり外勤に行く余裕がないかもしれません。

大学院生

大学院1年目:病棟業務あり

大学院1年目の臨床をする医師
年収 (万円)
大学病院  120
平日外勤400-450
合計520-570

僕の大学では、大学院生の1年目は、

研究ではなく病棟業務を行うことになっていました。

てぃむ

つまり、大学院生とは名ばかりで、安価な労働力として実際には丁稚奉公をしていたのです。

大学病院からは月10万円弱の給料しかもらえませんでした。

医者がですよ、医者が。

てぃむ

外勤を除いてほぼフルで働いてるのに。

大学からの給与は年収にすると120万円程度です。

てぃむ

後期研修医と同じかそれ以上に働いてるのに、身分が違うだけでこれだけ給与が下がります。

考えられへん。

その代わりといってはなんですが、

平日の外勤は週2コマになり、年間だと400-450万円になります。

ですので、大学からの給料+平日外勤の合計だと

年収520-570万円になります。

そこに、個人的な土日などの外勤分の給料が上乗せされる形です。外勤をする場合は、ですが。

土日などにそれなりに割の良いバイトを定期的にすれば、年収1000万円は超えるかな、という程度です。

※休みなく働けばもっといきますが、現実的にはある程度の休みが必要だと思いますので。

てぃむ

しかし、
学会費や医賠責などに加え、
大学院生になると学費(と初年度は入学金)を払わなくてはなりませんから、
経済的には決して余裕があるとは言えません。

大学院2年目以降:病棟業務なし

病棟業務のない大学院生の医師
年収 (万円)
大学病院   0
平日外勤430-480
合計430-480

大学院2年目以降は、病棟業務がなくなります。

外勤の分で年収400万円台です。

平日の外勤は2コマのままです。

てぃむ

途中外勤を多少給料の良い外勤に変えたりしましたが、大きくは変わりません。

その分、ここに土日などの個人的な外勤でいかに上乗せしていけるかが鍵になってきます。

ポスドク

大学病院で勤務するポスドクの医師

ポスドク(=大学院卒業後)の場合、臨床(病棟+外来)と研究どちらも行いますが、

大学病院からの給料は後期研修医に毛が生えた程度の給料でした。

しかも毛が生えたといっても、産毛レベルです。

大学病院+平日外勤の合計で、

年収600-650万円程度です。

臨床も研究もあり、個人的な外勤に行きやすいわけではないので、経済的にも精神的にも苦しいです。

助教

大学病院の助教の医師

助教になると大学からの給料は少しは上がるので、大学病院+平日外勤を合わせて、

年収800-1000万円程度です。

「悪くないじゃん」って思うかもしれませんが、

同世代の市中病院やクリニックで働く医師と比較したら、かなりお値段控えめです。

てぃむ

あとはどれだけ個人的に外勤に行くか、ですね。

土曜の午前に遠方に(個人的に)外来バイトしに行っている助教の先生居たなぁ…

教授

大学病院の教授

僕は当然教授になったことはありませんので、

正確な額は知りませんが、

教授の大学からの支給分の年収はだいたい1000万円程度とされています。

「きょ、教授までいってこれか?」って感じです。

てぃむ

大学の教授なんて名誉職みたいなもんで、仕事量から考えたら、経済的には割に合いません。

総理大臣みたいなものでしょうか…

大学院を卒業するのに、「教授に袖の下を渡さないと卒業できない」みたいなことが常態化していた医局が先日ニュースになってましたが、教授とはいえ給料少ないから何とか稼ぎたかったんでしょうね。残念すぎる。

そこにその他の収入(アルバイトや講演料など)が上乗せされるのでしょう。

にしても少ない。

最後に

大学病院の医師の年収

本記事では大学病院の勤務医の年収についてご紹介してきました。

はい、皆様のお気持ちをすばり代弁いたします。

大学は給料安すぎる。

そうです。

てぃむ

大学の実態を知らないドクターにとっては、予想をはるかに下回るレベルの水準でしょう。

大学病院は負担の大きさの割に極めて薄給です。

カッツカツもカッツカツです。

経済的に豊かになりたいのであれば、全くおすすめしません。

「お金」という点では、全く割に合いません。

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てぃむ

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てぃむ

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てぃむ

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てぃむ

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てぃむ

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てぃむ

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てぃむ

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てぃむ

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てぃむ

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てぃむ

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てぃむ

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