医師のバイトにも様々ありますが、
バイトの求人を見ていると、
コロナ禍となって以降、
在宅でできる医師のオンライン診療のバイト
の案件がちらほら出ています。
このご時世、
家から一歩も出なくていい
なんて“一見”非常に魅力的です。
かくいう僕も、つい先日まで、在宅でできるオンライン診療のバイトをしていました。
「していました」というのは、
もう辞めた
からです。
なぜ辞めたかというと、
在宅オンライン診療のバイト、やってみたら色々大変じゃねぇか!
てやんでぇ!
酒や酒!酒持ってこんかい!
俺は酒と女と博打に生きるんじゃい!
ということに気付いてしまったからです。(後半ちょっと盛りました)
というわけで、本記事では、
医師の在宅オンライン診療バイト、興味あるけど実際どうなのさ。あんた、あの子の何なのさ。
という人に向けて、
・在宅オンライン診療のバイトはどんな感じか?概要や仕事の流れ
・給与、メリット・デメリット、盲点・不満
・やってみての忌憚なき&忖度なき感想、僕が辞めた理由
・どのようなドクターが向いているか
といった部分を説明しています。
ありきたりなことを書いてもしょうがないので、特に
「やってみてリアルに感じたデメリットや不満、僕が辞めた理由」
の所を厚切りベーコンくらい分厚めに書いています。
ちなみに、
僕が在宅オンライン診療のバイトを辞めた理由 & やってみて感じたデメリットを始めにまとめておくと、
①説明しなければならないことが多すぎて、大変&時間がタイト
②相談する際は文字ベースなので時間がかかるし入力するのが大変
③患者さんが入室してこない時の対応が面倒
④基本的に空き時間はない
⑤予習に時間がかかる
⑥システム関連
⑦患者さんの層
⑧残業代に関して:どこまで勤務時間とするのか問題
⑨運動不足、日光を浴びる機会の減少
⑩診療の様子をモニタリンングされている
この10個でした。(多いな…)
文字数としても、全体で7600字以上と学生街の定食屋くらいボリューミーな内容になっていますので、(さっきから例えが食べ物ばかりだけどお腹減ってるの?)
在宅オンライン診療に興味がある先生の
そこが知りたい!
を満たすことができるんじゃないかと僕ちゃん思うわけだしん!(なぜ語尾クロちゃんなんだ…)
ほな、行きまっせ。(急に誰)
採用までの流れ〜意外なハードル〜
ネット上の医師のバイトの求人サイトを見ていたら、ある時在宅オンライン診療の求人が出ているのに気付きました。
コロナ禍ということもあり、
家から出なくていいんだったらこれはいいじゃないか。
よし、田所君(※秘書)、すぐに手配してくれたまえ。
とつぶやいてはみたものの、実際には秘書なんていないので自分で早速問い合わせしてみると、
ギリギリまだ募集してますよ!
と。
本当かどうかわかりませんが、最後の一人の募集枠だったようです。わしゃラストサムライじゃ。
メールで履歴書を送って、やがて面接の日程が決定。
当然、Web面接です。
担当のエージェントから事前に言われていたのが、
医師のバイトとしては異例ながら、面接の採用率が低く、40%くらいしか受からない。
震えて待て。
ということです。(またしても後半ちょっと盛りました)
医師のバイトの面接なんて、
通常はかなりファンタスティックな人をはじくためだけに存在するようなもので、
落ちるなんてことはなかなかないんですが、ここは違いました。
理由としては、
オンライン診療だからこそ接遇や患者対応の質をより重視しているようで、
採用のハードルはやや高めに設定されているようです。
事前に
過去の面接ではこんなことよく聞かれてるんでこんな感じで答えるといいかと思います
的なことも伝えてもらっていたので、その辺り+αを準備していざWeb面接へ。
ドキドキの僕ちゃん。
高鳴る鼓動と溢れ出す肉汁。
外はカリッ、中はトロッ。(何の話だよ)
話を戻して、採用担当者の方とエージェントと自分の3人で面接がスタート。
いざ始まってみたらあまり大したことは聞かれず、
「え?もう終わり?」
って思うくらいあっけなく面接は終了。
採用率低いっていう話は何だったんだっていう気もしましたが、晴れて採用となりました。
面接後にエージェントさんに
あんまり大したこと聞かれませんでしたが、本当にあれで大丈夫だったんですか?
と確認しましたが、
全然大丈夫です。受け答えの細かい内容というよりも、全体的な雰囲気やお人柄を見ているようです
とのこと。
ははーん、僕ちゃんの育ちの良さと根っからの人懐っこさが出ちゃってたか。(キモい)
とりあえず採用で良かった。
在宅オンライン診療バイトの概要
ここからは僕がやっていた在宅オンライン診療バイトの概要をご説明していきます。
オンライン診療バイトには2種類ある
ちなみに、オンライン診療バイトにも種類があって、
「在宅でするタイプ」
と
「クリニックに行って、クリニックの中からオンライン診療をするタイプ」
と
「スーパーでは一番手前のものは取らずに、ちょっと奥から取るタイプ」
があります。
すみません。3つ目は僕でした。はい、小市民です。
僕がしたのは在宅でできる方でしたが、求人を見ているとどちらかというとクリニックでオンライン診療するタイプの求人の方が募集は多いですね。
なお、僕がしていたのは、とある自由診療領域のオンライン診療で、日本全国どこに住んでいてもOK(+こりん星も可)、でした。
こりん星に住んでいる私としては非常に助かりました。こりん星バス少ないんだもん。
在宅オンライン診療バイトのシステム、仕事内容、患者数、給与など
システムとその準備
在宅オンライン診療バイトをするまでに先方から事前に資料が送られてきて、必要な準備をします。
個人のアカウント作成、電子カルテやビデオ通話のアプリをダウンロード、マニュアルの把握あたりです。
マニュアルに関しては結構量が多いんですが、熟読しておくことが求められました。
トークスクリプト例だったり、処方基準だったり、必要なことが書いてあります。
また、後述しますが、
困った時などには常勤ドクターにチャットで相談できるシステムだったんですが、
その(他のドクターと常勤ドクターの)過去履歴も見て、こういう時はどうしたらいいか、ってのも事前に把握しておくことが求められました。
要は、「同じ質問は二度するなよ」ってことです。
この時間は当然無給です。
ここはひとつデメリットかと。
この作業にどのくらい時間をかけるかは人によりけり、だとは思いますが、いざ診療始まってからあたふたしたくない人は結構な時間(おそらく数〜30時間)を投じることになります。
僕ちゃん意外と仕事は手を抜かないタイプなので10時間以上費やさざるを得ませんでした。。
仕事内容、患者数
ざっくりとした仕事内容としては、ここは皆さまご想像の通り、予習をしておいて、あとはオンライン診療→処方、を勤務中はひたすら繰り返します。
僕が勤務したクリニックでは、予約制で、一人当たり10分と決められていました。
結構タイトでした。
どのくらいタイトだったかと言うと、BoAがわたしという戦うBODYをねじ込んだジーンズくらいタイトでした。(例え古っ。わかる人同世代です)
どうしても超過する場合は診療中に事務の人に超過する旨チャットで連絡します。
そしたら、次以降の予約の患者さんに遅れる旨を連絡してもらう、という形でした。
患者数に関しては、一人10分ですので、最大6名/hとなります。
“最大”と書きましたが、そのクリニックは結構繁盛していたので、基本予約が埋まらないことはなく、6人/hを診続けることになります。
勤務中は空き時間などは基本ありませんでした。正直しんどい。
給与
気になる給与は、時給1万円スタートでした。
仕事ぶりや患者アンケートやスタッフからの評価を加味して、
時給を上げることを検討するという評価システムも導入されるとのことでしたが、
それが導入される前に辞めたので実際のところはわかりません。
導入されたとしてもああだこうだ理由をつけてなかなか給料上げなかったんじゃないか、と小生いささか懐疑的であります。
困った時は
困った時は、常勤ドクターにチャットで相談できるシステムがありました。
診療時間内に解決しない時は、一度持ち帰りとして、チャットで相談して、返事が来たら当日再診察か別日の予約を取ってもらう、という形でした。
やってみて感じた在宅オンライン診療バイトの大変な部分・デメリット・不満10個
ここからは、表題の通り、
実際にやってみて大変だった部分、面倒だった部分、デメリット、不満
について忖度なしで書いていきます。(そもそも誰に忖度する必要があるの)
個人的には、⑧が最も重要と考えています。(じゃあ最初に書けよ)(でもドラマも8話くらいが一番盛り上がるよね、ってことでここはひとつお頼み申す)
①説明しなければならないことが多すぎて、大変&時間がタイト
これは実際にやってみて、一番実感したことの一つです。
再診の患者さんなんかはイレギュラーなことがなければそんなに時間はかからないんですが、
初診の方の対応が結構大変でした。
トークスクリプト的に、多少の言い方を変えるくらいは良くても、
「これは必ず言ってください」ってことが定められていて、それが非常に多い。
言いたくもないことをカンペで出されて言わされるタレントさんの気持ちがちょっとわかった。気がする。
説明しなければならない内容の中には「これわざわざ医師が説明する必要ないよね」ってこともたくさん含まれていて、それが時間を非常にタイトにしている要因でした。
その内容を説明するだけで、結構早口気味&無駄を省いて喋っても6-7分くらいかかります。
患者さんがビデオ通話に入るのが遅れたり、
反応がゆっくりだったり、
質問が多い方だったりすると良くて時間ギリギリ、
一定の頻度で時間超過してしまいます。
数時間連続で勤務したら、
「人生でこんなに喋ったことないわ」
ってくらい喋らないといけません。口も喉もカラカラ、そんな感じでした。
家から一歩も出ないし、ずっと座ったままでしたが、かなり体力のいる仕事でした。
同様の声は多くのドクターからも寄せられていたようで、
僕が辞める直前に医師が説明しなければならない内容の見直しがなされ、
少しは減ったようでしたが、
「遅いよ。グリーンダヨ」
って話です。
それに、初診と再診で診療にかかる時間が全然違うのに、初診が何人も連続したりします。
そのあたりは全然配慮されません。
初診が連続しないようにとか、
1時間あたり初診は何人以下みたいに予約段階で配慮してもらえないか確認しましたが、
事務側のキャパオーバーで難しいようでした。
ダメだこりゃ、って感じです。
長さんもびっくりしてるはず。
②相談する際は文字ベースなので時間がかかるし入力するのが大変
前述の通り、困った時など、常勤ドクターにチャットで相談できるのですが、これが
文字ベースの相談なので、やりとりに多くの労力と時間を要します。
「こういう患者さんで、こうこうこういう状況で、これが問題で、Aという方針でいくかBという方針でいくべきか」
みたいなことを相談する時も、
口頭であれば割とサクッと相談できるようなことでも、全て文字で入力しなければならないとなると大変です。
時間がかかる上に、
腱鞘炎なるっちゅうねん。(ねぇ誰なの)
1日に何件も相談しなければならない場合などはなおさらです。
さらに、常勤ドクターへの相談だけでなく、
事務へ対応を依頼したいことがある時や、
連絡事項がある場合なども、
すべてチャットで連絡する必要があるので、
いちいち手間と時間がかかります。
診療の間、もしくは終わってからこれらの作業をするのですが、そうすると息つく暇もない、みたいなことになります。というか、実際なってました。キビぃ。
③患者さんが入室してこない時の対応が面倒
予約時間になったら患者さんがスムーズにビデオ通話に入ってきてくれたらいいのですが、そうではないケースも多々あります。
そういった場合は、
患者さんに時間を空けて3回電話して、
それでも出ない場合、
診療開始時間から5分過ぎるまで待って、
それでも入室や応答がなければやっとキャンセル、
となります。
要するに、面倒くさいことこの上ない。
患者さんが来ずにキャンセルとなる場合でも、5分間は医師が対応しなければならないのです。考えられない。(supported by キム兄)
④基本的に空き時間はない
一部前述の通りですが、
僕が勤務していたクリニックでは、
抱えていた患者数が非常に多く、
ミシュランの星付きの店かよって言いたくなるくらい常に予約はいっぱいいっぱいでした。
ここでマジで余談ですが、小学生の頃、友だちに
『いっぱい』の『い』を『お』に替えてみて
って言われて、
ぅぅぅおっっっっっっぱい!!!!
ってサンシャイン池崎並みに力強く答えたら、
ブブー。正解は『おっぱお』でしたー
ってことありませんでしたか。あの頃は楽しかったですよね。はい、余談です。
話を戻します。予約がいっぱいいっぱいなために、
勤務時間は全て予約で埋まり、空き時間、ゆったりできる時間というものはありません
でした。
僕ちゃんみたいにゆったり仕事したい人には向きません。
⑤予習に時間がかかる
患者さん一人あたり最大10分という限られた時間の中で、時間超過なく回していくためには、
事前の予習は必須
です。
再診予約の方だとパッと目を通しておく程度でも大丈夫ですが、初診となると事前にいくつか確認しておかないといけない項目があるので、予習に時間がかかります。
しかも、前日にならないと自分の担当する患者さんが誰かわからないことも多いので、勤務日の前日に予習をしなければなりません。
前日も勤務日ならその勤務中もしくは勤務後に予習をしますが、そうでなければ、
非勤務日である前日に予習をしなければなりません。
これがあまりにダルすぎて、ワタクシあともう少しで「米騒動と一向一揆を足して2で割って10をかけて仕上げにパルメザンチーズと塩胡椒で味を整えたような暴動」を起こしかけるところでした。危ない危ない。(お腹減ってます)
ここもデメリットです。
もちろん、オンライン診療の全てで予習の必要があるわけではないので、その点は悪しからず。案件によります。ですので、案件を選ぶ際は予習がどれくらい必要になりそうか、というのも大事なチェックポイントとなります。てへ。
⑥システム関連
オンライン診療はクラウド上の電子カルテや、
ビデオ通話のアプリ(というかサービス)を使って行いますが、
電子カルテやビデオ通話の
システムトラブルによって、円滑な診療ができない
こともあります。
その場合は診療内容をメモしておいて、
電子カルテ復旧後に入力し直す、
等の余分な仕事も発生するリスクがあります。
ビデオ通話のシステムがトラブルの場合は電話診療になりますが、
ビデオ通話が良かったのにぃ。んもぅ。
というキャラ崩壊気味の患者さんもいるので、そういった苦情に対応する必要も生じます。
あとは、電子カルテのUI(ユーザーインターフェース)(=使いやすさ)が悪かったのですが、改善要望を出してもすぐに改善されることはありません。
そのため、使いにくく、ミスを誘発しやすいシステムの中で診療をしていく必要がありました。
チェだぜ。(©️ゾフィーサイトウさん)
⑦患者さんの層
僕が勤務していたクリニックは、
患者さんあたりの単価がかなり低い所でしたので、中にはリテラシーの高いとはいえない方も一定数いらっしゃいました。(最大限表現をマイルドにしてみました❤︎)
なかなか説明を理解してもらいづらい方、
処方基準を満たさないため処方できないことを伝えた途端豹変しクレーマーと化す方、
言ったことを言っていないと言い張る方
など、色んな方がいました。
兎角この世は住みにくい。あぁ漱石さんよ。あなたはこのことを言っていたのか。(たぶん違う)
これはオンライン診療に限った話ではありませんが、バイトを選ぶ際には「どういった患者層か?」をチェックしておくことで、自分に合わない職場をはじくことができると思います。
⑧残業代に関して:どこまで勤務時間とするのか問題
これは非常に重要な問題です。
ここに記載している在宅オンライン診療をやってみて実感したデメリットや不満10個の中で最も重要と言っても過言ではありません。
詳しく書くと長くなってしまうので要点だけ記載します。
僕は、患者さんを実際に診療している時間だけでなく、予習や勤務後の諸連絡等の時間も含めて勤務時間として申請していましたが、ある時
診療時間と申請時間に乖離が見られるので修正を
的なことを先方が言ってきました。
それを見て
What!!!???
からの
Why Japanese ピーポー!?
的なテンションになったことは言うまでもありません。
僕としては実際に予習をしている時間や、休憩時間や勤務後に相談したり、必要な連絡をしている時間のみを申請していただけです。
何もしていない時間を水増しで勤務したことにしてその時間の残業代を請求していたわけではありません。ホントだもん。今晩はカレーがいいもん。らっきょうよりも福神漬け派だもん。
これはありえないと思い、
事前に日本福神漬協会労働基準監督署にも話を通してお墨付きを得た上で、
労働基準法はちゃんと守ってね❤︎
〜という理由で正当な主張だよね❤︎
もうすでに労働基準監督署にも話は通してあるよ❤︎
そっちが払わないと言うのなら、法的手段に出ることになるよ❤︎
という旨をクリニックに主張したら、一撃で
前言撤回します。全額お支払いします(汗)
との回答が来ました。
きっと手汗にまみれた手でエンターキーを押したことでしょう。やれやれです。
医師は無知だと思ってなめられたものです。
医師の皆様、労働基準法について詳しくなっておくとブラックなところでこき使われなくて済みますよ。
というか、募集要項見てるだけで「これ労働基準法守る気ないじゃん」とかわかるようになるので、おすすめです。
知は力なり、です。
⑨運動不足、日光を浴びる機会の減少
続いては、「なんだそんなことか」と言う方もいるかもしれませんが、健康にとって
運動 is 大事
です。
在宅オンライン診療だと、通勤時間をゼロにできる代わりに、その分運動や日光を浴びる機会はなくなる、あるいは激減します。
運動がいかに脳にとって良いかは、アンダース・ハンセン『一流の頭脳』をお読みください。
これを読んだら運動せずにはいられなくなります。
少なくとも僕はそうでした。
ちなみに、アンダース・ハンセンはスウェーデンの精神科医で、ちょっと前に話題にもなった、『スマホ脳』の著者でもあります。
通勤時のちょっとした歩行なども実はいい運動になっていますし、メラトニンの産生やメンタルヘルスの観点からも、日光を浴びることは重要です。
僕の場合は合間の時間にベランダに出て時折日光浴と光合成をしていましたが、運動量は激減しました。
これは在宅オンライン診療をやってみて実感した、結構なデメリットでした。
⑩診療の様子をモニタリンングされている
これは致し方ない部分もありますが、
診療の質の担保のため、
定期的に自分のオンライン診療の様子を、
クリニックのスタッフの方がモニタリングしていました。
モニタリングの結果、もちろん良い点は評価されるものの、改善点があれば指摘されます。
ちなみに、いつモニタリングされているかは事前には知らされません。
野放しにしていると無茶苦茶するドクターもいるかもしれないので、必要なのかもしれませんが、監視されていると思うと、窮屈に感じたり、やりづらい部分はありました。何と言うか、型にはめ込まれる感じというか。
僕ちゃんそういうの苦手だもん。
僕が辞めた理由
僕が在宅オンライン診療バイトを辞めた理由としては、ざっくりまとめると
・思ったより大変だった
・残業代を支払わないと言ってくるような職場では働きたくない
といったところになります。
「在宅でできる」と聞くと、
「なんか楽そう!」と飛びつきたくなる気持ちはわかりますが、職場に行かなくていいだけで、仕事自体は楽ではない場合もあります。
少なくとも僕の場合はそうでした。
とても長時間・長期間できるような仕事ではありませんでした。
実際に働いてみると「もっとこういうシステムにした方がいいのにな」とか「これは無駄だな」とか感じることが多々あり、改善を要望しましたが、遅々として改善しませんでした。
そのため、
これは相手に変わることを期待するより自分が職場を変えてしまった方が早いな
と思いサクッと辞めました。
あと、残業代については、前述の通り、こちらの正当性を主張した結果、しっかりもぎ取りましたが、
そんなこと言ってくる奴らと仕事なんてしたくないお
という想いもあり、辞めました。
他にバイト先なんていくらでもあるんだもん。
いくら崇高な理念を掲げていても、実際は労働者をこき使ってコストダウンしたいだけじゃん
って思い、そんなところとは縁を切ることに決めました。
在宅オンライン診療バイトのメリット、向いているドクター
ここまで在宅オンライン診療バイトのデメリットや不満ばかり述べてきたので、そろそろ良いところにも言及しておきますか。
メリットとしては、お察しの通りですが、
・通勤時間ゼロ
・感染リスクゼロ
・隙間時間で勤務できる
・家にいられる
あたりが挙げられます。
それ故、「医師としては勤務したいけど対面では人と一切接したくない」という人や、お子さんのいるママさんなんかはいいかもしれません。
もしくは、
まとまった時間は取れないけど、1日30分〜1時間ずつちょこちょこ働いて小銭を稼ぎたい
なんて人にもフィットするかと思います。
家にいることの優先度が高い方は検討してもいいかもしれませんが、そうでないなら(職場にもよりますが)強くお薦めするかと言われるとそうでもないです。案件によりますが。
少なくとも自分は、
「対面でもいいから、もっとゆったり働けるところがいいお」
と思い、新たなバイト先を見つけました。
このあたりも、実際に在宅オンライン診療をやってみたからこそ実感できたわけで、それがわかっただけ良かったかなと思います。
最後に
というわけで、本記事では在宅オンライン診療バイトをやってみてのリアルな感想をありったけお話してきました。
大事なのは、
「在宅でできるから楽そう」という気持ちだけで始めるのは危険かもよ
ということです。
もちろん、どんな案件かにもよるところが大きいですが。
実際に働くとなると大変なところも多く、場合によってはすぐ辞めることになってしまいかねないので、事前の精査は重要です。
在宅勤務特有のデメリットもありますし。
とは言え、最近また求人見てると全然ダルくなさそうな在宅バイトも結構出てきてるので、そういうのを狙って探すのはアリだと思います。
そういうのにすりゃ良かったよ…
涙で明日が見えない…
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強みはシンプル。求人数と、エージェントの質(柔軟性と提案力)。
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非常勤、アルバイト探しも盤石の業界最大級。さすが車でいうトヨタ。
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求人数、豊富さともにトップクラス。
実体験としてエージェントが基本即レスしてくれるのも心地良い。
常勤求人同様、求人数・質もバランス良く、重宝する。自分も良く利用する。
バイトをしたい後期研修医の先生は医賠責をここから申し込むとお得。自分もそうしてます。
正直エムスリーと甲乙つけがたい。
求人数も負けていない。
実は自分も後期研修中のある時までこのサイト知らなかったんですが、初めて見つけた時「もっと早くこのサイトと出会いたかった…」ってなりました。
リクルートなので知名度的にも安心感あり。
自分で使ってみた感想としては、エージェントがマメで定期非常勤とか良い所見つかるまで(希望すれば)気長に付き合ってくれるので好印象。